作者 みずわり ほろよい村
作成 2013/04/08 17:54
かごめ、かごめ
かごのなかのとりは、いついつであう?
つるとかめが……
村は、そこに住む者の内面を写し出す鏡である。
雑草の生えている数、咲いている花の配置や色どり、地面に置かれた物などから、その村の住民の生活や習慣を感じ取ることができる。
私はとある村の村長を務めているが、あいにくと日の沈みきらないうちはこれといって稼げる仕事というものがなく、毎日の日課である花への水やりを終えると、その足で流行りの施設「夢見の館」に訪れ、いつもの通りに惰眠を貪っていた。
といっても、金を払って他人のベッドを借りているだけ、というわけではないのだ……この館では、睡眠を取ることにより「他人の村」の様子を夢の中で体感することができる。
他人の生活感というものは良いものだ。自分と同じ習慣を見つければ共感を覚えて安心出来るものであるし、まったく正反対の習慣であっても新鮮さを感じわくわくとした心持になれる。
この「夢見の館」で見る夢は、いつ何時も揺り籠の如く私の心を癒してくれるのだ。
この揺り籠に入り幸せな夢さえ見れば、どんな疲労ですらも解消される……しかし今は少し困ったことがある。ここ最近になって、癒しを求めてやってきた私を嘲笑うかのように、身も凍るような恐ろしい夢がやってくることが増えてきた。
そういった夢と言うものはいつも決まって、平和な夢に浸りすっかり安心しきっている幸せな気分の最中に、狙い澄ましたかのように現れる。しかしながらそれはまるで、穏やかな水面に突然小石を投げ入れられるように、酷く私の心を揺さぶるのだ。
私はこのペンを持って、そういった影のある――奇しくも魅力的な――そんなこの村を諸君らに伝えていきたいと思う。
先日訪れた夢は、目が覚めたその時から嫌な予感を漂わせていた。
鳥居と神社のデザインが、広場一面におびただしく張られている。私は目を疑い当たりを見回すが、どうやら”当たって”しまったということが分かると渋々ベッドから這い出した。
成長しきったシンボルツリーは季節柄少し葉が落ち、この陰気な雰囲気作りに一役も二役も買っている。
そして広場の端々に生えた真っ赤なユリと竹を避けながら、私は気の進まぬままにこの夢の探索を開始したのだった。
続き
http://yumemori.com/2285/topic/535
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2013/04/08(月) 18:53 コメ1はミス投稿です。理解が足らずご迷惑をおかけしました。 削除(開発中) |
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2013/04/08(月) 18:08 一番最初に目に入ったのは、桃色のベルとその下に並べられた家具だ。 |
とびだせ どうぶつの森 あんみつ村 訪問記 あんみつ村訪問記 1p
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最後に管理した日時:2013/04/10 18:23
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